映画監督・
シネ・ヌーヴォは松本雄吉が率いた劇団・維新派が外装と内装を手がけたアート映画館。日本映画の特集上映など多くの独自企画を組み、フィルムでの上映も日常的に行う。そして2006年にオープンしたシネ・ヌーヴォXでは、若手監督の自主制作映画なども積極的に上映している。
映像には、ブリキのバラのオブジェが印象的な外観、映画人のサインが一面にびっしり書かれたロビーの壁、映写室の小窓から見える幻想的な光景などが切り取られた。支配人・山崎紀子氏のインタビューも収められている。
塚本は「いぶした銀色に輝く、大きな鉄の花が咲く入口から惹きつけられます。場内で天井を見上げると、壮麗な装飾に息を呑みます」「もうひとつのシネ・ヌーヴォXは、椅子の高さの調整に工夫があり、僕のお気に入りの戦術で見ものです。ロビーから映写室、裏階段と秘密基地のような魅力が詰まった映画館です」とコメントした。
※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記
※山崎紀子の崎は立つ崎が正式表記
「街の小さな映画館」第32回 シネ・ヌーヴォ / シネ・ヌーヴォX
塚本晋也 コメント
いぶした銀色に輝く、大きな鉄の花が咲く入口から惹きつけられます。
場内で天井を見上げると、壮麗な装飾に息を呑みます。それがほとんど絵で描かれたものと気付くのは2回目に訪れて説明を聞いてからのこと。
もうひとつのシネ・ヌーヴォXは、椅子の高さの調整に工夫があり、僕のお気に入りの戦術で見ものです。ロビーから映写室、裏階段と秘密基地のような魅力が詰まった映画館です。
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映画ナタリー @eiga_natalie
塚本晋也「街の小さな映画館」で大阪のシネ・ヌーヴォ/シネ・ヌーヴォXを切り取る(動画・コメントあり)
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