映画「
イギリスの実話をもとにした本作。神奈川・横須賀を舞台に、アルツハイマー型認知症を患う間宮哲太が、家族や友人たちに支えられながら、かつてあきらめたレコードデビューの夢を叶えようとするさまが描かれる。
5月18日に78歳の誕生日を迎えた寺尾を祝うため、本作に医師役で友情出演した佐藤が花束を携えて登壇した。寺尾は「忙しいのに、よく来たね」と歓迎。寺尾の父・宇野重吉と佐藤の父・三國連太郎も交流があったため、寺尾は「親の代からの付き合い。本当に弟のように思って生きてきました。今回、初めて面と向かい合って芝居ができてうれしかった。今、腰を抜かすほど驚いてますよ。またゴルフ教えてください」と感激を口にする。佐藤は「いつもは“寺兄(てらにい)”と呼んでるけど、今日は寺尾さんで」と前置きし、「(父親の代から)シンパシーを感じるのか、かわいがっていただいてます。この前、柴俊夫さんのチャリティゴルフでご一緒して。飛距離が出ていたので元気そうだなと安心しました(笑)」と寺尾を気遣った。
去年の春頃に体調を崩していた寺尾は「この作品を最後に仕事を辞めようとよぎった」と吐露。しかし治療を経て回復し、「これからもまだがんばれる状態に戻ったところです」と言葉に力を込める。また「浩ちゃんは本当に兄弟みたいな関係。ディーンは前に親子役で共演して以来『親父』と呼んでくれて、本当に息子のよう。桃李くんとも本当に親子のような絆が生まれた。……うらやましいでしょ? こんな最高の男たちが兄弟だったり息子だったり、うれしいです」と絆の深さを口にした。
さらに寺尾は「慶子ちゃんも本当にありがとう。おかげで素敵な夫婦になれました」「栞里ちゃんも副島くんも、最初は緊張していたけど、とっても素敵でした」と伝えていく。そして「インタビューで出演の決め手を聞かれると、『松坂桃李の名前を聞いて決めた』と答えてきました。でも最終的に背中を押したのは、小泉監督の『寺尾さんの代表作にします』という言葉だった」と明かし、観客からの盛大な拍手に満面の笑みで応えた。
また劇中で寺尾が歌った曲が収録されたレコードがプレゼントされる、もう1つのサプライズも。代表して手渡した松坂は「撮影の合間、寺尾さんが突然『ルビーの指環』を歌い出して。僕らはもちろん、エキストラさんも大興奮で、ぜいたくでしたね」と懐かしむ。寺尾は「マズいな、タダで歌っちゃって(笑)」と冗談めかしながら、「桃李くんと車を運転しながら歌うシーンがあって。彼が『歌は得意じゃない』と言っていたけど、本当に素晴らしいですよ。あまりにいい感じなので、思わず体を上下させちゃうくらい。それに彼は全曲覚えてきたんですよ!」と絶賛。松坂は「せめて足を引っ張らないように……」と照れ笑いを浮かべた。
「父と僕の終わらない歌」は全国で上映中。
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いい写真☺️
寺尾聰が“息子”松坂桃李とディーン、“弟”佐藤浩市に囲まれ「うらやましいでしょ?」
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