ライアン・クーグラー×マイケル・B・ジョーダンの新作「罪人たち」が公開決定

「ブラックパンサー」「クリード チャンプを継ぐ男」のライアン・クーグラーが監督を務め、彼と組んできたマイケル・B・ジョーダンが主演した映画「Sinners」が「罪人たち（つみびとたち）」の邦題で6月20日に公開決定。IMAX、2D字幕版、Dolby Cinema（ドルビーシネマ）で上映される。

物語の舞台は、1930年代の信仰深いアメリカ南部の田舎町。双子の兄弟スモークとスタックは、かつての故郷で一獲千金の夢を賭けた商売を計画する。それは、当時禁じられていた酒や音楽を振る舞うダンスホールを開くことだった。オープン初日の夜、多くの客たちが宴に熱狂する中、ある“招かざる者たち”が現れたことで、祝祭は一瞬にして理不尽な絶望にのみ込まれる。YouTubeで公開された予告編には、夜明けまで繰り広げられる怒涛の展開が収められている。

本作でクーグラーは自ら脚本・監督・製作を兼任し、ジョーダンはスモークとスタックの2役に挑んだ。そのほかヘイリー・スタインフェルド、マイルズ・ケイトン、ジャック・オコンネル、ウンミ・モサク、ジェイミー・ローソン、オマー・ベンソン・ミラー、デルロイ・リンドーらが共演。制作陣には美術デザイナーのハンナ・ビークラー、作曲家ルドウィグ・ゴランソン、衣装デザイナーのルース・E・カーターら、「ブラックパンサー」チームが再集結した。

観客に恐怖を追体験させるため、クーグラーと撮影監督のオータム・デュラルド・アーカポーは、IMAX70mmフィルムカメラとウルトラ・パナビジョンカメラを併用して撮影。映画全体を通して、IMAX特有の1.43:1のアスペクト比とパナビジョンの横に広い2.76:1のアスペクト比を切り替えることにより、映像に没入感をもたらしている。

4月18日に全米で先んじて封切られた本作は、週末3日間でオープニング興行収入4800万ドルを突破し、完全オリジナル映画としては過去10年間で米国内最大のオープニング成績を記録した。2週目の週末興収は4500万ドルを超え、5月20日時点で全世界での累計興収が約459億円に達した。

映画「罪人たち」予告編